担々麺、おいしいですよね。

担々麺を食べていて、もっとごまがたっぷり入っていたらしあわせなのに!とか、花椒を無限に入れたい!とか、辛さが苦手で食べるのがつらい!なんて思ったこと、ありませんか?

まだ見ぬ最高の担々麺を探しに行くにも、なにかと不自由なこのご時世。その夢、お家でカンタンに叶えてみませんか?

担々麺のルーツは中国のファストフード。竿に桶をふたつ担いで、それぞれに入った材料を混ぜれば完成することから、「担々麺」と名付けられました(※諸説あります)。

何が言いたいって、担々麺とは、作るのが難しそうなイメージとは裏腹に、限界飯の極みとも言えるようなカンタンさと、無限の拡張性を兼ね備えた、最強のおうちごはんなんです!!

御託はここまで。いざいざ、レシピの解説に入ります。レシピといっても調理の手順はごくカンタン。肉味噌を炒めて、スープの材料を湯で混ぜて、麺をぶち込めばそれで完成です!下の材料欄で、レシピとしてはほぼお終いです。

【材料(肉みそ)】

・ひき肉50g(多くてもよい)

・赤だし味噌 大さじ1 (※本来ここで赤だし味噌でなく豆板醤と甜麺醤を入れるところですが、それぞれ使いみちが限定されがちで、かつ常用するにはいささか値の張りがちな特殊調味料ということで、いっそお味噌にしちゃいましょう。豆板醤と甜麺醤のキャラクター性を汲んで、米みそや麦みそよりも豆味噌をおすすめしますが、どのお味噌でもキャラクター付けの範疇に収まるんじゃないでしょうか。良いお味噌をお使いの場合だし入りではないと思いますが、その場合、スープに顆粒だしを追加しておくとおいしくなりますよー)

・乾燥赤唐辛子 0.5本(好みに応じて調整) (※豆板醤を使う場合は入れなくてだいじょーぶです。豆板醤を使わないことで、辛さが独立した変数として調整可能になります。もはや担々麺は辛さが全てではないのですから、お子さまが召し上がる場合や、辛さが苦手な場合は、唐辛子ゼロの安全な担々麺のベースを作ることもできます。)

・にんにく すりおろし適量(好みに応じて調整)

・しょうが すりおろし適量(好みに応じて調整)

・ごま油 適量(多くてもよい) (※ラー油の代わりも兼ねるので、気持ち多めに入れるとこってり感が出ますよー)

【材料(スープ)】

・しょうゆ 大さじ1

・すりごま 大さじ2(多くてもよい)

・お湯 300ml(1.5カップ)

(※本来はここに顆粒だし小さじ1も入るのですが、だし入りの味噌の場合省略してもぜんぜんオッケーでした。だし感が足りなければあとから追加して調整しましょ)

【材料(その他)】

・中華麺 食べたいぶんだけ (※おっとおっと、中華麺なんて家に無いよ、わざわざ買いに行くのかよと思ったそこのあなた!その悩み、化学のチカラで解決しませんか?乾麺のうどんを重曹大さじ1程度を溶かした湯でパッケージの指示通り茹でれば、アラ不思議、太麺の中華麺の完成です!縮れてないストレート麺なので、縮れ麺が好きなひとはがっかりするかもですね。ちゃんと縮れた麺が食べたいひとは観念して、お買い物のついでに中華麺をカゴに入れて解決しましょう。)

・チンゲン菜など葉物 お好みで

・白ネギ お好みで(多くてもよい)

・花椒・山椒 お好みで(多くてもよい)

(※ナッツ類を砕いて入れたりしても美味でした。レシピがシンプルだと拡張性が高くなるというのもアドヴァンテージですね。これを最小構成としていろいろ拡張して、あなただけの最強の担々麺を作り上げましょう!)

【作り方】

・麺を茹でる

茹で上がってザルに上げる時に、ザルに予め葉物野菜をセットしておくと手間が省けます。こういう露骨な手抜きメソッドがイヤな人や、野菜の茹で加減をもうちょい詰めたい人は、もちろん単体で茹でてぜんぜんオッケーです。意外と時間がかかったりするので、コンロが2つ口以上あるご家庭では麺を茹でかかってから肉味噌にちょっかい出すとスムーズかもですね。

・肉味噌を炒める

ひき肉だったり、唐辛子だったり、にんにくや生姜だったり、正直どれを先に加熱してもいっしょみたいなところあるので、何も考えずじゃじゃーっと炒めましょう。繰り返すようですが、担々麺はざつめしなのです。炒めればそれだけでおいしくなりますから、肩の力を抜いて。美味しそうに炒まってきたら完成です。

・スープの材料を混ぜて盛り付ける

好みに応じて白ネギや花椒・山椒を加えれば完成です。ごまフリークな人はここで大量のすりゴマを、花椒フリークの方は救急車のお世話にならない程度の花椒をブチ込んで、スープをドロッドロにすれば、あなたの夢見た最高の担々麺が目の前に現れます。

最後に、このレシピは人間ヶ崎アポラの完全オリジナルではなく、ベースとなったレシピがあります。正統派な担々麺を作りたい人はこっちを参照するとしあわせになりそうです。元のレシピの時点でじゅうぶんお手軽ですよー

https://park.ajinomoto.co.jp/recipe/card/707202/