PieFedはActivityPubにて相互接続可能なリンクアグリゲーターです。
日本人だとリンクアグリゲーターというとあまり馴染みが無いと思いますが、ネットワーク用語ではないです。
海外だとRedditとして有名ですが、日本だとはてブやスラドが近い存在かもしれません。
PieFedでは通常の投稿で議論やフォーラムとしての使い方をしたり、リンク共有や動画・画像の共有、投票を作成することも可能です。
Fediverseでは既にLemmyやMbinといったソフトウェアが存在しますが、これはそれよりも後に作られたものになり、それぞれの良いところや悪いところを学んで作られています。
まぁそんな前置きとか細かい話は公式を見ていただくとして・・・
個人的に何をおすすめしているかとかそういうのをテキトーに書いていこうかなと思います。
導入がしやすかったこと
PieFedはPythonで書かれているソフトウェアで、導入に特別な手順がなくDockerを使わなくても非常に簡単に構築できます。
Pythonは基本的にデフォで入ってますし、後はPostgreSQLとRedisを入れるだけです。
自分の環境はDB、Redis、cloudflaredをDockerにしてPieFed本体はスタンドアローンという形になってます
開発環境も簡単に構築できるので改造したい人とか開発に参加したい人にもかなり良いと思います。
改造しやすかったこと
前述の通りPythonで書かれていて、非プログラマの私でも比較的簡単にコードを読むことができます。
(まあ簡単じゃないんですが・・w)
PieFedの公式でもそこら辺は重視して作ってるみたいですね、コードの内容も比較的シンプルになるようにしているとのことです。
ちなみに、いくつかの改造が入ってますが一番大きな改造はMastodonからリンクタイプの投稿を可能にするやつでしょうか。
これはLemmyで初期の頃にIssueで提案されていたけど採用されなかったアイデアを拝借したもので、多分日本人はこっちの使い方のほうが良くするんじゃないかな?と思いテスト実装している感じです。
私の改造はいくつかありますが、初期のものは公式に取り込んでもらったものもあります。
ただ、私はプログラマーではなくコードはあんまりよくわからない状態で改造している状態なので、
今後はよっぽどじゃない限りはオリジナルの機能として本家にIssueやPRを出すことはないかなぁと思ってます。
改造内容は軽くWikiにまとめてます。
開発が活発なこと
実はPieFed、Lemmyより開発が活発です。
そしてまだどちらもバージョン1が出てないです。
今後のロードマップも公開されていたり色々と透明性は高くなっています。
必要であればMatrixで会話したりPieFedのコミュニティでやり取りすることも可能です。
いや、まぁ私は英語できないのでやり取りはしないんですけど・・・
モデレーション機能
あまり私には縁がないですが、モデレーション機能が豊富です。
これはLemmyやMbinの現状を見て考えられている(って言ってた気がする)のでかゆいところに手が届くようになってます。
反対票スパムとかの対処や態度・評判をスコア化して警告を表示したりできるようになってます。
通報の分類も細かく設定可能でこだわってるのを感じますね。
ブロックするわけではないけど信頼できないサーバの設定や、信頼できるサーバからだけメンションや投票を受ける設定もあって面白いです。
フィード
新規機能としてフィードがあります。
フィードは複数のコミュニティをまとめていくもので、親・子なども作成したりできます。
ユーザは公開されているフィードに参加するとそこに設定されているコミュニティに一括で参加することが可能です。
もちろん、フィードから脱退すると一括でコミュニティも脱退します。(抜けたときの表現は悩み中なのでいいのあったらコメください、翻訳に反映します)
公開フィードはローカルだけではなく他のサーバで作られたものに参加することもできるので、海外のコミュニティが好きな人は探してみると良いと思います。
ちなみに、トピックは参加とか言う概念はなくサーバ内でコミュニティをトピックごとにまとめたものです。
一旦こんなところでしょうか?
PieFedはまだまだ開発途中ですが既に必要十分な機能が備わっていますし、APIについても実装される予定なのでアプリも使えるようになるはずです。
LemmyやMbinとはまた違った雰囲気で面白いので興味があったらぜひ使ってみることをオススメします。
気になることや質問とかも返信で受け付けてますのでお気軽にどうぞ(多分こないけど)
その他色々思い浮かんだらまた追記していこうと思うのでよろしくお願いします。
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